胃潰瘍治療薬

H2ブロッカー
H2ブロッカーという胃酸分泌抑制剤です。 胃からの胃酸分泌をコントロールするものは、自律神経以外に、ヒスタミン、ガストリンなどのオータコイドがあります。

ヒスタミンは、アレルギーなどときに遊離される伝達物質ですがアレルギーや免疫機能に関与する場合、ヒスタミンの受容体はH1レセプターと言いますが、胃にもヒスタミンの受容体があり、これをH2レセプターと呼びます。

胃のH2レセプターにヒスタミンが反応すると、胃酸が分泌されます。
そこで胃のH2レセプターにヒスタミンが結合するのを妨害する物質が開発されました。

H2ブロッカーは、1976年に発売されました。発売当初からその副作用については種々の情報があり、その安全性についてはさまざまな情報があり、その安全性について多彩な議論がなされていました。

従来は、医師の処方のみの薬(処方箋による調剤)でしかお目にかかれなかった薬ですが、今回、町の薬局で、例えば、市販のかぜ薬と同じ様に買うことが出来るようになりました。胃潰瘍治療薬として使用され、最近市販薬にもなり、コマーシャルでもしばしば登場している「ガスター○○」という胃薬でご存じの方も多いはずです。

シメチジン、ザンタック(三共)、ニザチジン(アシノン)、ファモチジン(ガスター)、塩酸ロキサチジン(アルタット)などがあります。

副作用としては、痙攣、幻覚、汎血球減少(赤血球、白血球、血小板が減少する症状)、肝障害、便秘、下痢などがあるようです。

プロトンポンプ阻害薬
胃の壁細胞のプロトンポンプに作用し、胃酸の分泌を抑制する薬です。
胃酸分泌抑制作用を持つ薬剤には他にヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)があるが、プロトンポンプ阻害薬はH2ブロッカーよりも強力な胃酸分泌抑制作用を持ち現在ある薬の中で、最も強力に胃酸の分泌をおさえる薬です。

プロトンポンプ阻害薬は難治性の潰瘍にも優れた効果を発揮し、ピロリ菌の除菌にも用いられます。
協力なため使用できるのは胃潰瘍で8週、十二指腸潰瘍6週までしか使用できません。
副作用は、ショックなどのアレルギー反応、血液障害や肝機能障害などの副作用があるとされています

防御因子増強剤
胃壁の防御因子を増強するもので、キャベジン、イサロン、ノイエルなど多数あります。
口渇、便秘などの副作用があるとされています。

オピオイド作動薬
オピオイド受容体といわれる中枢神経の受容体で、消化器官に作用するものに作用して消化官運動を制御します。
胃炎などの、異常な消化官運動を改善するだけでなく、過敏性大腸や下痢にも併用されることがあります。
副作用は、口渇、めまい、眠気、心悸亢進が出ることがあるとされています。


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